当店について

Autumnってこんなお店です

当店はちいさなお店です。店内には全部で25名しか収容できません。
カウンターにはひじ置きのクッションがあり、バックバーのお酒には間接光がやわらかく当たっているのでお店が一目で見渡せます。
また、カウンター席でありがちなお客様とスタッフが馴れあうような雰囲気はありません。

よくありがちな、一部の常連に占領された嫌な感じもありません。
だからお一人でも安心して、心地よく楽しい時間をお過ごしていただける空間づくりを心がけております。

お酒は300種類。 カクテルも高品質で、お客様の好みにあわせて様々なものをお作りします。 それでいてリーズナブルな価格。 しかもスタッフが気取らない・・・・。
こんなお店、以外と少ないかもしれません。
是非一度いらしてみてください。スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしています。

マスターの独り言
- Master's column -

AutumnはHARD BARに分類されます。 しかし、必要以上に気取らない暖かさがあります。 それは次の事柄からもよく分かると思います。

BARというと、北方謙三風に渋く”スコッチをストレートで飲む”とか、 ”ドライ・マティーニを三口で飲み干す”などの 辛口で強いお酒を楽しむことがあたかも最高であるとか、 究極のように思われがちです。 確かにこだわり派を満足させることもBARの大切な仕事だと思いますし、 もちろんそれはそれで一つのスタイルであることに異存はありません。

でも、こんなシーンを想像してみて下さい。 身なりの良い紳士が、甘いお酒や赤やピンクといった可愛い色合いのお酒を ゆっくりと静かに楽しんでいる。 こんな姿には、HARDな形を超越した”粋”が感じられないでしょうか? お酒と戦うのではなく、甘えるという感覚がもっともっとあっても良いと思うのです。 またお酒に甘えるということが、一日の仕事という戦いから解放された戦士の 安らぎや休息であると言えるのではないでしょうか? お酒の弱い人が無理してウィスキーのオン・ザ・ロックをオーダーして、 完全に氷が溶けて水割りのような状態にしてしまったり、 飲んで数分もしないのにトイレに駆け込んだりするといった事は BARにありがちな光景ですが、決して好ましいとは思えません。

本当に良いお酒は何も加えず、水やソーダで割ったりせずに楽しみたいものですが、 自分のその日の体調や気分に合わせて「水割り」と注文することや、「何か軽いものを作って下さい」と言える素直な気持ちをAutumnは応援します。